毎年恒例の振り返りを書いておく。 いつもどおり「個人活動」「仕事面」「プライベート」で振り返る。
個人活動
8月くらいに一度LTで登壇することはできた
ecspresso meetup はちょうど業務で ecspresso と ecschedule を絡めた改善を実施したあとだったこともあり、勢いで LT を申し込んでみたところ幸いにも枠の中に潜り込めた感じ。この枠は一瞬で埋まってしまったので本当にイベントを見つけたタイミングが良かったのだと思う。
参考: 当日使ったスライドはこれ
現地イベントで同じ領域の様々な事例に触れられてかなり刺激になったこともあり、これは参加できてよかったなとは感じている。ただ懇親会はこの手の飲み会が久しぶりすぎるのもあったのか、実りのあるコミュニケーションにあまり繋げられなかったのが正直あった。お話したい人ともタイミングを逃してしまったり、できても帰り際に軽く挨拶できる程度だったのでこの辺も過ごし方をちゃんと考えたいところ。
また、他にも少しずつイベントに顔を出すとかはできたかな
- Platform Engineering Meetup #2 - connpass
- 俺たちの本当にやりたかったDevDay - connpass
- PyCon APAC 2023 1日目のみ
- python mini hack-a-thon に2回ほど現地参加
PyCon APACのような終日開催のカンファレンスはその場の空気感にどっぷり浸れて、久しぶりにリアルでお会いする人たちと飲みにいって近況話から、最近の自分の悩みみたいなものを色々聞いてもらってありがたかったということもあった。もう少しこういう機会は増やしたい気持ちはあるが、日々の生活のリズムと相談なところもある。
一方で Platform Engineering Meetup のような平日開催のイベントはどうするのがいいかなという感覚がまだつかめないでいる。というのが、座学形式で話を伺ったあとに1時間程度の交流会だと確かに集まっている人がどんな人(どの領域のエンジニアなのか。Platform Engineeringに興味があるバックグラウンドは何かなど)は把握できるところはあるものの、短時間で不完全燃焼気味になってしまうことも多いと感じた。ただこれは平日のタイムテーブル的に仕方ないこともあると思うし、日々の生活もあるので有志の2次会に参加するとかもやりづらいところがあり悩ましい。
実際、交流に割ける時間の割に得られるものも限られるということで年末になるにつれ、Meetup は見つけてもオンライン参加にしてしまうことが殆どになった。
SNSとの距離
これも一応個人活動の一環として触れておく。去年から今年にかけて X(Twitter)の様々な動きで様々なSNSが生まれたり再注目されたりと良くも悪くも動きがあった年だと思っている。
個人的には「Twitter 以外が盛り上がりそうなら面白そうなので色々触ってみるか!」くらいのノリで、mastodon(fedibird.com), Misskey( misskey.io 他 ), Threads, Bluesky, Nostr など色々それなりに使ってみてなんやかんや mastodon( fedibird.com )と Threads には結構居着いている。
このあたりの動きで面白かったというか、思い知ったこととしては以下あたりがある。
- 「2023年にもなるとSNSに求めるものが個々人で違いすぎてなんかもうどうなるかよくわからんな」
- 「どんなSNSでも居心地の良さを見いだしやすいのは人が少ないうちだけ」
- 「よりコモディティ化するとどうしてもトラブル体質の人が現れてしまい、ミュートやブロック、投稿のアクセス制限などないとやってられない」
特に一番最後のやつに関しては、主義主張、価値観、公序良俗に対する見解の食い違いみたいなもので、正直見ていて気分が悪くなるような流れも様々な場所で見かけることがあり「もう人類にSNSは早すぎたんじゃないの...」という気分になってしばらく SNS そのものと距離をおいたりもした。
mastodon( fedibird.com ) と Threads に関しては比較的にそのへんのことから自己防衛する手段が整っているというのと、ローカルタイムラインという概念が無いというのがあって居着いているのがある。1
X(Twitter)も、たまに何かポストすると変なアカウントが何かしら変な絡み方してくるのが大分厳しいと感じており、見はするもののあまり積極的に使いたいとは思わなくなっているのは事実としてある。個別連絡とかも X(Twitter) しか無い状況ならできれば Discord とか Instagram DM(Threadsに紐づけてるアカウントでももう一つプライベートアカウントでも) あたりに移していきたいかなという思いはあったりする。2
仕事面
仕事は引き続き Web 系のインフラエンジニアとして過ごしているが、組織編成や新たなメンバーを向かい入れるにあたった状況の変化も大きかった。役職的には所謂 IC(individual contributor)であるのは変わらないものの、自分の経験・知識から一定組織を(ときにはチームを超えて)リードするような振る舞いを求められることはより多くなったと思うし、その中の日々の過ごし方にひたすら苦しんだ感じがある。
実際今年の後半からは著しくパフォーマンスを落としてしまうことも少なくなく、先週くらいからやや調子は取り戻したものの完璧とも言いづらく、年明けからの過ごし方も色々悩んでしまっているのが正直なところ。3
一応、2023年に入ってから Platform Engineering の実現を掲げた組織体制になっていっているものの、日々の課題(トイル)や組織のフォローなどに忙殺されている感は強く、うまく推進できているかは今のところあまり自信はない。
プライベート
(※ 子供も大きくなってきたので、家族が絡む詳細はぼかして書いておく。)
子育て関連
2023年は大分 COVID-19 関連の制約がゆるくなってきた感じがあり、イベント系が色々復活してきた感じはある。一つの節目を迎えることもあって、それらイベントや日々の生活に備えた家庭優先モードは多かった気はする。自分の周辺が「コロナ終わった」みたいなテンションでアクティブになっているのを横目に、引き続き余計な行動は避けるようにはしていた。
一方でそれでも家族の行動はアクティブになったこともあったのか、病院のお世話になる機会は一気に増えたようにも思える。体調管理は引き続き気をつけていかないとなというところ。
また、ここ数年とはまた違った背景で「リモートワークできないときついな」という状況になったなと感じている。あとこれは数年は続くかな。
休日の過ごし方
基本的に2022年から引き続きなところが大きい。ただ、諸々のイベントが復活するようになってきて土日の予定がすでに埋まってしまうということが結構増えた感じもあり、車で子どもたちを連れて出かける機会は去年よりは減ったと思う。
とはいえ、引き続き車で出かける機会はまあまああって、子どもたちも大分車に乗ることに慣れてきたのか片道1時間位は普通に行けるようになった。それもあって回数は減ったものの遠出をする比率は上がったかもしれない。来年くらいになると単純な遊具のある公園以外の領域にもチャレンジしていきたいところ。
一方で休日なのにイベント・お出かけで忙殺されている面はあるなと感じていて、日々の家の片付けとか今後の向けての動きなどに関して俯瞰して考えたりアクションしたりがあまりできていなかったようには思える。もう少しバランスをとれたほうがいいんだろうな。
また、自分自身の心の休息としても車で出かける機会はちょくちょくあった。これは有給であったり、会社のハッピーフライデー(土曜祝日の前日がおやすみ)制度のときなど、自分一人で休めるときに限られるんだけど、強制的にデジタルデトックスにもなるし、住んでいる場所からちょっと足を伸ばすだけで行ける場所の発見に感動もあるしで年々ハマってきてる感じはある。
小田原あたりまで一人でドライブしたときのやつ、財布が無いのに現金しか使えない駐車場だとあとから気づいてえらい目にあった場所
帰省
今年は4,5年ぶりくらいに新幹線でお盆の時期に帰省をした。個人的にはまた車で旅をしながら戻るのをやりたいかなーと感じてはいたものの、妻の休みのスケジュールなどを加味したことと「お盆の季節に帰れてないなー」とふと思い立ったことが大きい。
それにしても2回ほど車だけで行ったあとに新幹線にのると「あの道中を3時間くらいで移動してしまうのか... すごい...」という謎の感動を味わえた。道中の景色もすっ飛ばしてしまうもったいなさはあるものの、やっぱり便利ではあるんだよな。
今回はちょろっと「もう無理にお盆に合わせて帰ってこなくても大丈夫だよ」とは言われたので、2024年は何かしら別の旅行とくっつけて実家に行ってみるのも面白いかなとは感じている
筋トレなど
地味に2023年の大きな変化があったトピックは筋トレだと思う。2022年は「全く運動をしない状態にはしない」という守りの状況だったけど、今年は「筋肉増やしていくぞ!」とバリバリ攻めの状況になった。
家トレのお供たち
きっかけとしては4月くらいに会社のイベントで映った写真の自分の顔の感じをみて「うーん、ちょっとこれはぼちぼち手をうったほうがよさそうだな...(ダイエット的な意味で)」と思ったことが大きい。2022年までも何もしていないわけではなかったものの、ストレスで朝に暴食してしまうこともあったので良くない太り方をしている自覚はあり、そのへんを一気に解消しに行くことにした。
ダイエット自体はこれまでも数回やって、実際それなりに成果は出してきたのだけど、毎回共通していたのは「筋肉はついていない。むしろ減ってる」というものがあった。事実として過去のダイエットはなんとなくの糖質制限とランニング、おまけにそれっぽいジムトレーニングという組み方が多く、体脂肪率が15%くらいまでくるとピタリと体重が落ちなくなる(けど、まあ15%まで減らせたからいいか)状況になって終了という感じだった。
ただそれだと、これからの自分の年齢を加味するとガリガリになるしか痩せる方法が無くなりそうでよくなさそうだなということで、これまでとは同じ方法はとらずに「あくまでも筋肉をつける」ということを最優先に筋トレを開始していった。
情報収集は Youtube が一番よかった。これまで何かしら学習する際に Youtube をベースにするのは結構苦手意識があったんだけど、幸いにして筋トレに関しては Youtube はためになる情報が結構ある。この体験を通じて動画から情報をキャッチアップする勘所みたいなものを掴めたのも地味に大きかったかもしれない。
特にお世話になっているのは以下のチャンネルのものが多い(ほかも見ることはあるけど)
単純なトレーニング動画からトレーニング・食事まわりの基本知識の座学的なもの、家ジムの組み方とか、全部が全部ではないものの、比較的ロジカルに説明されているものが多くてかなり学びになっている。また、トレーニング動画(特にスーパーセット系)は動画がそのままタイマーとして利用できたり、繰り返しフォームなどをしっかり確認しながらできたりと、自宅トレーニングの質を大幅に上げることに成功したと思う。
おかげで今のところジム通いを再開させずとも自宅トレーニングの分割法で「3日トレーニングして1日おやすみ」というルーティンが大体回るようになっている。
ちなみにフィットボクシングも日々の筋トレの準備運動程度に短めになったものの引き続き継続中。
フィットボクシング1066日継続中
今のところ、習慣として根付いた段階で多少筋力増加傾向にはなっているものの、成果に関してはまだまだこれからという状況ではあるので来年移行も引き続き継続していきたいところ。
料理
さっきの筋トレの状況があって今年はほとんどの期間をローファット(低脂質)な食事にしており、自炊率はかなり上がった。その際は、 まめたまの筋トレ日記 で紹介されている低脂質な料理レシピと 料理研究家リュウジのバズレシピ の合せ技でかなり楽しく美味しい低脂質な食事を続けられたと思う。
またその関係で、継続していたマッスルデリやBASEブレッドの定期購入はやめてしまった。4
さいごに
このブログだけ振り返ってみると「なんだか筋トレばっかやてたんだな」という感じにも見えてしまうんだけど、まあここにあまり書けないようなしんどいと思えることのほうが多かったと感じていて、むしろこれだけ関心を持てるトピックとして筋トレがあって本当に精神面で助けられたところが大きいと思っている。
とにかく「しんどい状況がひたすら続いていたなー」という年ではあった。 来年はなにかいいことあるといいんだけど。
それでは良いお年を。
参考: 過去の振り返り
- 続・ラフなラボ – 2022年振り返り
- 続・ラフなラボ – 2021年振り返り
- 続・ラフなラボ – 2020年振り返り
- 続・ラフなラボ – 2019年振り返り
- 続・ラフなラボ – 2018年
- 続・ラフなラボ – 2017年
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ローカルタイムラインがないというのは mastodon というよりは fedibird.com に限った話。他にもローカルタイムラインが無いサーバはあるかもだけど、基本的に mastodon はだいたいローカルタイムラインはある。 ↩
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すでにどこかしらのコミュニティSlackや Facebook, Google Chat, Signal などでやり取りしているならそれでいいんだけど ↩
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この辺の事情に関しては色々話したかったりするので気になる人は X(twitter) とか Mastodon, Discord, Facebook, Instagram あたりで連絡(DM)くれれば時間作るので飲みに行きましょう ↩
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いずれもダイエット・筋トレに良さそうに見えているが、案外カロリーの割に脂質が高いケースが多く、食事のコントロールがやりづらくなってしまったため ↩