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SQUEEZE を退職しました

近況です。この間もちらっと Tweet していた けれど株式会社 SQUEEZE を退職しました。3週間ほど有給消化をしていましたが今日からは所属も変わりました。

SQUEEZE での思い出

在籍していた期間はおよそ1年半でしたが、もう何年もいたんじゃないかというくらい毎日とても濃密でエキサイティングな日々でした。

SQUEEZE が関わっている事業は民泊・インバウンド を取り巻くことを色々やっている関係上、ホテル・不動産業界の流れも強く、ホテルの開業を間近でみたり、実際の宿泊施設がどの様に運用されているかを目の当たりにすることも多いです。そのため普通に Web サービス開発・運用をしているだけでは得られないような経験がたくさんできました。去年の振り返り にも書いたけど民泊・インバウンドを取り巻く状況は今まさに色々な業界がカオスな感じで入り混じっていて業界自体の変化も激しいです。SQUEEZE 自体も例にもれず、実際この1年半で全然別の会社になってるなーというくらいやっている仕事の内容も、一緒に仕事をしているパートナーの方々のタイプも本当に変わったなーと感じます。

SQUEEZE ではソフトウェアエンジニアという肩書であったものの結果的にインフラ全般、 Django REST Framework による API 開発、Angular によるフロントエンド開発まで幅広く関わりました。またカンファレンススポンサーとしてのやり取りなんかもしました。

特にフロントエンドは最初に Angular のコードを見たときに本当にわけがわからなくてキャッチアップにものすごく苦労したのを今でも覚えてます。そして迷惑もたくさんかけてしまいました... この頃は特に @massa142 からはレビューを通じてサーバサイド・フロントエンドともに基本的なプロダクト開発に関する視点を本当に学ばせてもらい、おかげでなんとかマシに開発できるようになったと思います。

去年の暮れあたりからは今後の SQUEEZE を取り巻く状況から発生するであろうビジネス要件に耐えられるよう、インフラ環境をほぼゼロから作り直すようなことをひたすらやっていました。Classic ELB 使うのをやめたり、DB を RDS から Aurora MySQL にしたり、ElasticBeanstalk 環境を ECS on Fargate な環境に移したり... 最後のに関しては会社の Medium にも書かせてもらいました。

suitebook infrastructure has moved on from ElasticBeanstalk to ECS on Fargate

他にも社内的なことにもごちゃごちゃ首を突っ込んだりもして、去年1月のカンパニーパーティーでスライド用意していきなり勝手に「 Kibela 入れてくれ」とプレゼン始めたりしたのが懐かしいです。Kibela の浸透具合はメンバーの入れ替わりが激かったり異常に切羽詰まった状態になったりして一時期過疎ってたけど、最近はまた開発メンバーを中心に活気づいてきています。情報共有手段としての地位を少しずつ固めていってるのをみてやっといてよかったなと思ってます。最終日報に感謝の気持ちを綴ることもできました。

これは最終出社日がたまたまカンパニーパーティーだったのでオフィスにいた開発メンバーで撮った写真。

2019-03-11-1

ちなみにこの後2次会でよなよなバーにも行き、その帰りに寝過ごして終点まで行ってしまいオフィスから直接帰るよりも高いタクシー代を払う羽目になりました。

きっかけ

さらっとだけ書きます。

一言で言えば「家庭の状況がかわり、今まで以上に余裕が必用になったため」です。

去年第二子が生まれマンションも購入した関係で家庭の状況がガラリと変わりました。去年の振り返り にも書いたけど子供二人の状況と言うだけでもこれまで以上に日常的にやることは増えますし、家事の負荷も大きくなります。今後のことも自分一人のこととしてではなく、家族全体のこととして考える必要性がより一層強くなります。また、そんな状況で「自分が思っている以上に自分は家庭のことにも時間を使いたい人間だった」ということにも気づきました。

SQUEEZE 自体も技術職は裁量労働制となっており、全社的にもモバイルワーク(一般的に言われる「リモートワーク」の意味。SQUEEZE ではモバイルワークと呼んでいる。)の推奨という形で働きやすさを模索している段階ではあります。実際、相性が良い人にとっては今でもとても働きやすい環境だと思います。他にも SQUEEZE は Web だけにとどまらない事業を持っている面白さもあり、しっかりやっていれば昇給もするし、カンファレンス等の参加にも積極的で背中を押してもらえたりもします。また、今いい感じにエンジニアのメンバーも集まり始めていて、問題も山積みなんだけど、どんどん良くしていこう、やっていこうという状況です。自分もそんなメンバーと一緒に直近だと ECS に移したプロダクトの今後の成長もそうだし、事業・会社の成長にも一緒についていきたいという想いも正直ありました。

だたそれでも業界自体もまだまだこれからのベンチャー企業の荒波の中で今働き続けるのは、自分にとっても家族にとっても良い選択ではないなと最終的に考えるようになったのも事実です。

そのような状況になり、働き方とライフスタイルを見直すべく行動を起こし始め、結果として今日からはたらく会社に出会い転職することを決めました。

転職活動

こちらもさらっとだけ書いておきます。

以前は Wantadly 経由で色々な企業様にお話を聞きに行ったりしていたのですが、自分で直接いろんな企業を探せるほど余裕もなく、また他にも思うところもあったので今回は使ってません。またフリーランスになるという選択は今の自分と相性がいい働き方とも言えず、なにより子供の保育園の基準に影響がでるなど今回は見送りました。

今回はずっと前に登録していた転職ドラフト で全て行いました。思い立った時期がちょうど第14回が始まる直前でタイミングがよかったこともあります。

レジェメを更新して「まあどんなものか様子見て今後を考えるかー」と最初は思っていたのですが、思いの外多くの企業様から指名をいただきました。ありがたい限りです。その中からメッセージ内容や事業内容、企業情報などを比較。いくつかの企業様には実際にやり取りしてお話させていただき、自分の家庭状況のバランスを保ちつつも技術者として攻めていけそうだなと感じるところに出会うことができました。

これから

そういうことで、今日からは 株式会社WACUL という会社で働きます。一技術者として、事業成長に寄与できるよう頑張っていきます。