Archive

PyCon JP 2016 トークセッションスピーカーとして参加してきた #pyconjp

今年も去年に続き PyCon JP 2016 (カンファレンスのみ) に参加してきたのでその時のレポート的なメモ書きを残しておきます。去年はLTに参加させていただきましたが、今回はトークセッションでお話させてもらいました。

話してきたトークの内容

こんなトークをしてきました。

たった一ファイルの python スクリプトから始める OSS 開発入門

1ファイルのスクリプトを書き捨てる程度でしかコードを書かなかったところから、書いたコードを公開するようになってによって起こった技術的な視野の広がりについて、実際の体験を元にお話します。

https://pycon.jp/2016/ja/schedule/presentation/41/

スライド1

たった一ファイルの python スクリプトから始めるOSS開発入門 / PyCon JP 2016 from Kei Iwasaki

動画

Togetter

トークについての雑記

入門と言っておきつつもなんというか、どこかキャリアキーノート2ならぬ「俺の Python キーノート」みたいなトークになって大丈夫かなと不安な面が正直ありました。ただ、まとめていただいた Togetter、公開したスライドのアクセス状況を見る限りでは結構反応いただけていたようでひと安心しています。

このトーク・スライドを通じて少しでもコードを書いていきたい、公開してみたいけどうまくできてないという方へ「こんな感じでやってるやついるんだし、やってみようかな」というきっかけになることができると幸いです。(実際、思うようにコードを書いて公開していくきっかけが掴めないでいた過去の自分に対するメッセージという面も結構盛り込んでいたりします。)

当日の感想としては今回は初めてのトークセッションにもかかわらずまさかの45分枠。 しかも大きめな場所で「うおおおお!マジか!!!w」という状況。流石に去年のLTとは違う緊張感で自分の番が終わるまでは本当に吐きそうでしたし、カンファレンスに来て初めて「ぼっちになりたい...」と思ったくらいでした(おかげで1日目のお弁当の記憶がほぼない...)。

発表の際は XPS15 の USB-TypeC 経由の VGA 出力を現地のプロジェクタが認識してくれずに一時どうなるかと思いましたが、たまたま仕事用の MacBookPro を持っていたのでデータを転送して難を逃れるなんてハプニングもありました。動作確認大事ですね。(おかげで直前に無理して購入した USB-TypeC 変換ケーブルを買った意味がなくなってしまいましたが...)

PyCon JP 2016 その他感想とか

  • モノタロウ侍に今年も会えた

    1日目会場についてモノタロウ侍を見かけたときは「あーーー!また会えた!!」と嬉しくなったのと同時にトーク前の緊張が少し和らぎました。またモノタロウさんのブースのくじで2等を当ててmicroSDカードを頂いた。それと「Pythonやるならモノタロウ」。

  • Youtube でトークの内容が共有されるありがたみを別の視点で実感

    今回はスピーカーとして参加させていただき、自分が話す前は全然頭に入ってこない状況だったわけですがそんな状況だったとしても後からどんなトークだったのかを振り替えれるのはありがたいなと思いました。最も自分の場合はトークでパワーを使いすぎて1日目は全体的にへばってしまってましたが... そういう視点で非常にありがたいなとおもいました 。

  • Wifi/電源

    今回はネット環境も電源もかなり厳しかった印象がありました。この規模のカンファレンスだと運営するのもかなり大変だろうとは想像がつくのですが、流石にネットワークがうんともすんとも言わない状況になるとは... という感じです。電源もトークセッションを聞く際は席によって全く取れない状況だったので空き時間に少しでも充電しておかないとPCは厳しかったです(特に XPS15 はスペック重視でバッテリーの持ちが全然良くないので本当にキツかった...)。

    だだ去年も似たような事を書いたと思うけれど、トークセッション中のメモはスマフォ(Nexus6)で Google Keep にボンボン投げてたら案外大丈夫だったし、ハッシュタグを並行で追いかけられる Twitter クライアント (beeter とか) で状況はまあ追いかけられたので、ワークショップに参加するなどで PC が必要になるケースが無いのであれば、大規模のカンファレンスはタブレット+キーボードのスタイルで臨んだほうがいいのかもしれません。モバイルバッテリーで電源なくても充電できますし。

  • パーティー

    1日目のパーティーの際には「トークでこんなこと話してました」という感じで話題にすることができましたし、2日目の Well Done パーティーにもご招待いただけ、2日間通して普段なかなか交流することのない Pythonista の方々とも交流できました。この時間が本当に楽しかった。

  • 全体的に

    自分のトークが1日目午後一発目の比較的早めの順番だったというのは初回として本当にありがたかったのですが、思いの外そこで体力を使い切ってしまって他のトークとかがそこまでしっかり回りきれておりませんでした... どちらかといえばパーティーなんかの交流を楽しんだ感じです。いくつか聴いておきたいなーと思っていたトークは後ほどスライドと動画で追っかけようと思います。

    自分が喋った後で完全燃焼してしまった感が大きくて、もう少し余裕を持って準備できるとよかったなーということが心残りではあります。また来年も(ちゃんと準備をしながら)トーク応募できればいいな。

雑な感じだけれども以上。
PyCon JP 2016 カンファレンス本当に楽しかったです!運営スタッフの皆様お疲れ様でした、そしてありがとうございました!


  1. ちなみにこのスライドは Mac の keynote ではなく remark.js という js 製の Markdown でスライド作成できるものを使っていて、Chrome で PDF エクスポートをしたものをアップロードしてます。本当は直接ホスティングしようかなとも思いましたが、出来上がるのがギリギリ過ぎてどこにホスティングしようとか、効果測定に Google Analytics あたりは仕込まないとなーととかそのへんの準備が間に合わず、無難に SlideShare を使った感じです。ここは結構知見が溜まったので別途ブログエントリを時間があるときに書こうかなーと思ってます。 

  2. キャリアキーノートについては キャリアキーノートとはなにか | blog: takahiro okumura を参照