タイトル通りで、プライベートで使っているPCのArchlinux環境のディスプレイマネージャを gdm から lightdm へ移行したのでメモしておく
移行のきっかけ
プライベートではArchLinuxを相変わらず使っていて、比較的カジュアルにバンバンパッケージのアップデートをしているのだがいつ頃からか去年の暮れくらいから PC 起動時に gdm の起動時にうまくGUIが起動せずに止まってしまう事象が頻発して困っていた。
これまで似たようなトラブルはあったのだが、大体は linux kernel のバージョンを LTS の最新に差し替えてお茶を濁している間に直っているというケースがほとんどであったし、今回もしばらくはLTSのKernelを使うと動いていたのでお茶を濁していた。ただ今回は今までとちょっと違って、いつまでたっても直る気配がなく、最新のLTSのlinux kernelのバージョンが6.6になったタイミングでLTSでもgdm がうまく起動しなくなってしまった。
一旦 LTS のカーネルだけをダウングレードしてログイン可能な状態にもどしてから色々様子をみていたけれど、ArchLinux で使えるLinuxカーネルが最新の 6.7 になっても同様の現象が収まらず。また、ディスプレイマネージャに関しては「楽に使えれば良い」というポリシーだったため、 gdm をやめて lightdm に移行することにした。
gdm -> lightdm の移行の流れ
Arch Wiki の lightdm のページに従い、 lightdm と適当な greeter(ここではデフォルトで使われる lightdm-gtk-greeter)を入れればとりあえずは使える
$ yay -S lightdm lightdm-gtk-greeter
ただ、 lightdm-gtk-greeter は本当にとりあえずな感じの画面だったので、見栄えのいいものにするために lightdm-slick-greeter を入れてみた。
$ yay -S lightdm-slick-greeter
$ sudo vim /etc/lightdm/lightdm.conf
設定の変更内容は次の通り
$ diff -u {/tmp,/etc/lightdm}/lightdm.conf
--- /tmp/lightdm.conf 2024-01-21 17:12:42.561394041 +0900
+++ /etc/lightdm/lightdm.conf 2024-01-21 16:38:33.080477348 +0900
@@ -99,7 +99,7 @@
#xdmcp-manager=
#xdmcp-port=177
#xdmcp-key=
-#greeter-session=
+greeter-session=lightdm-slick-greeter
#greeter-hide-users=false
#greeter-allow-guest=true
#greeter-show-manual-login=false
あとは gdm から lightdm へ切り替え
$ sudo systemctl disable gdm.service
$ sudo systemctl enable lightdm.service
これで再起動をすればOK。 lightdm-slick-greeter そのものの設定は特にいじっていないが、これでとりあえずそれっぽく使えている。
また、gdmそのものも時間が経って気が向いたときに使うかもしれないので今のところ残しておいている。