先々週くらいにふと思い立って Mistel Barocco md600 alpha というキーボードを購入してメインで使っている。これがかなりいい感じ。
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(せっかくなので Threads の埋め込みも試している)
購入背景
過去にErgodoxやRedox, Erogodash などを使ってきていて分割キーボードの良さはわかってはいたものの、自作系キーボードがどうしても2年、長くても3年は持たずに何かしらの故障をして使えなくなってしまい、自作系ではないもので何かいいものはないかとずっと探していた。
最後の Ergodash が故障してからしばらくは HHKB Hybrid Type-S を使っていたのだけど、やっぱり分割が恋しいなと思い始めてちょくちょく調べていたところ Barocco md600 alpha にたどり着いた感じ。
実は Barroco md600 alpha 以外にも以前 Choco60 や lulu なんかも購入してはいたのだけど、いずれもキー配列にどうしてもなじめずに結局売却してしまったり使わなくなってしまったりしている。
- Choco60 は HHKB とほぼ配列が同様で行けるかと思ったが、分割した際に「6」が右側にある関係で右手を大きく動かす必要があり、負担が大きく触るのが無理になってしまった。
- lulu はキー配置と自分の手になじむキーバインド設計がうまく見つからないだけでなく、キーバインド変更に必要なツールが気が付いたら変わってしまうなど、いじるのが億劫になることが多く使わなくなった。
Barocco md600 alpha
個人的に Barocco md600 alpha がいいなと思えたのは、主に以下の点
- 企業の既製品で組み立て不要、すぐ壊れることもおそらくはないし保障もある程度あるだろうという安心感
- 分割した際に「6」の位置が左側にある
- キーバインドのカスタマイズが可能
- キーキャップなどの一式がそろった状態での価格の(自作系と比較しての)安さ
実際購入してみて、今のところこの辺の期待には大いに応えてくれていると感じる。ちなみに買ったのは銀軸と迷ったが赤軸にした。
使ってみて所感
2週間ほど使ってみている感じでは満足度が非常に高く、本当に買ってよかったと感じる。
最初はAlice配列と言う「キーが斜めに設置されている配列」に結構違和感があり、タッチタイプできるまで誤爆が酷かったがキーの位置を目視で確認しつつしばらく色々タイピングしているうちに大体慣れて今では大分スムーズにタイプできるようになっている。
デフォルトのキー配列はアルファベット、数字、記号などは基本的なUS配列という感じ。ただ右「Fn」の位置、そして一部「Fn」と組み合わせて使う「←」「↓」「↑」「→」のようなキーのポジションや「`」が「Fn + Esc」になってしまっているなどそこそこ癖もある。このあたりはどうしても受け付けなかったのだけどすべてカスタマイズでイイ感じにできた。
ちなみにキーのカスタマイズは大体以下のような感じで、キーボード単体で完結する。
- 「Fn」+「Ctrl」 で編集モードになる
- 編集モード中にバインドを変えたいキーをタイプ
- この状態で割り当てたい動作をタイプ
- 「Fn」+「Tab」でセーブ
- もう一度「Fn」+「Ctrl」で編集モード終了
最初にこれを説明書で見た時はかなり複雑で面倒そうだなと感じたが、キーボードのランプとキーの光り方がいい感じになるので実際はそれほどでもない。むしろ一度やり方を覚えてしまうと「ちょっとここの配置直したいな」と思い立った瞬間にシュッと編集できるのでめちゃめちゃ体験がよい。キーバインド変更に特別なツールを起動したり設定を編集してコマンドをたたく必要がないというのが予想外に体験が良すぎてもう他のキーボードに行けないくらいになってきている。
US配列に抵抗がなく、分割キーボードを検討している人には個人的にめっちゃおススメできると感じる。