大分遅くなってしまったが、先月香港で行われた PyCon HK 2018 で通ってしまった CFP のトークをしてきたので、その辺を自分用にまとめておく。 色々波乱もあってツラい場面もあったけど、結果として行ってきて本当に良かったと思ってる。
カンファレンスTシャツとネームカード。Tシャツのデザインがいい感じにかっこよい。
ちなみに同行した @ane45 が既に会社のブログでレポートを書いてくれてるのでそちらも合わせてどうぞ
PyCon HK 2018 参加レポート – SQUEEZE Inc. – Medium
経緯
元々今年は PyCon APAC に行きたかったものの、去年同様家庭都合で行けなくなってしまい、香港はスケジュール的に行けそうかなととぼんやりと考えていた。 そんな中である日社内 Slack で @checkpoint から以下のような感じで CFP フォームのリンクを無言でメンションされて機運をあげたのが始まり
とりあえず時間がない中なんとかやりたいこと駆動でネタをひねり出し、提出に成功。その後 PyCon JP 2018 のクロージングが始まるかのあたりで採択された旨の連絡がきたのであった。
エイヤで出してた PyConHK 2018 の CFP が通ってしまったときの顔.png
— Kei IWASAKI (@laugh_k) 2018年9月18日
話した内容とその準備、そして発表
発表のときの様子。一緒に行った @nakamurasousuke に撮ってもらった。大分表情がこわばってんなと思う。
発表で使ったスライドの PDF 版はこちら
またスライドに登場するコードはこちらにおいてある
会社のブログにも書いてもらってるんだけど、雑に言うと「slackbot を使うと Slackbot 簡単に作れて便利ー」という感じのかなりゆるふわなネタ。このネタの動機としてはちょうど社内 Slack に bot ほしいなと思っていたので、発表準備駆動で無理やりやってみようという思った感じ。
ここ最近はスライドを作る際には marp でゆるく作ってしまうことが多かったのだけど、今回は以下のツールを組み合わせて作った。
英語での発表ということもあり、どうしてもタイムキーパーが使えるスピーカーノートの機能が使いたかったのだけど marp では対応していなかったので、以前ちょろっと使った remarkjs を使おうと思った次第。 backslide は今回の発表準備でたまたま見つけたのだけど、css や画像ファイルの配置、ローカル環境でのスライドのプレビューがかなりやりやすくなってかなりスライド作成が捗った。
他準備のときのエピソード
- ネタ自体はかなりゆるふわにしたのでスライドを作るところまでは英語でもそこまで厳しい感じはしなかったのはよかった
- 自分がそんなに英語得意ではないので(というか苦手...)、スピーカーノートを作るのがかなりキツかった。スライド本編より時間使った。
- ただそのおかげでスライドの内容は発表前までで今までよりは精査できたんじゃないかなとは思う。
- 直前の pyhack で色々用意した社内 slackbot の機能がコードがそこそこでかくなってしまい、スライドで扱えるボリュームじゃ無くなってしまい直前に 0 から作り直す羽目になってしまった。
- カンファレンスの直前で鼻と喉をやられて英語どころか日本語すら喋れるか怪しくなってしまい、十分な練習ができなかったのが痛い...
実際発表をやってみて
- やっぱりもう少し十分に練習してから臨みたかったところはある
- @nakamurasousuke からも「通じなくはないけどネイティブにはちょっとわかんないかもしれない表現もちょくちょくあった」とフィードバックを頂いた
- 思ったより質問が来てしまい、あまり上手く答えられなかった
- 英語のヒアリング力が全然ダメダメなところが露呈...
- 全然上手く回答できず @noahcse に助けてもらってギリギリその場がおさまった
- せっかく興味を持ってもらったのに上手くコミュニケーションをとれなかったのが悔しい
- とはいえ、そこまで英語得意でなくとも発表だけならやれなくもないという感覚は掴めた
- もちろん精度はもっとあげていきたいけど
その他 PyCon HK 2018 エピソードとか雑感
- 香港の場合、どうしてもデータ系の話に偏る場合が多く、データサイエンス以外の話がもすごく珍しいという話を聞いた。実際去年の PyCon HK からみてもデータ系の話がほとんどな傾向はあると思う。
- スピーカーの方のバックグラウンドも、それなりに大きな組織であったりアカデミックな背景を持っている方が多かった印象。自分みたいに Web 系企業所属で趣味も混ざりつつ純粋に好きな技術ネタで発表みたいなノリはかなり珍しかったんだろうなと感じる
- 思ったより日本勢が多かった
- スピーカーの @Masahito と @freedom_holicx
- @ane45, @nakamurasousuke の応援
- @Masahito が 自分の PyCon HK 行ってきたブログ を読んだ事がきっかけで今回 CFP に応募したと世の中狭いなと言う気持ちとものすごく嬉しい気持ちもあった。ブログ書いててほんと良かった。
- 香港在住の日本人エンジニアの方との交流もあり、現地の生活のあれこれも聞けて面白かった。
- 2日目のスピーカーパーティーはもろに異文化交流できたのが楽しすぎた
- やっぱり英語がもっとできるともっと楽しいんだろうなと痛感
- 海外の方とのやり取りはなんやかんやで Facebook が楽なんだなーと感じた
- アニメ話が結構通じてびっくり
パーティーの様子
パーティ!わいわい #pyconhk pic.twitter.com/DLlDjVH9nK
— sugita (@ane45) 2018年11月24日
最後に
PyCon HK、去年は「来年は LT くらいの準備をしつつ」なんて書いてたけれど、 蓋を開けてみると今年はまさかの CFP が採択され、今度は自分が人を巻き込んで日本から香港に行くという感じになった。
なんかホント生きている何が起こるかわからないなと感じたし、 なんと言うかすごくワクワクしっぱなで行ってよかったし、エイヤでも CFP 出してよかったなと思う。1
あと、香港は日本からそこまで遠くもなく時差も少ないし、 ある程度英語が通じつつ、中国語圏でもあるので漢字で雰囲気を掴めたりするので、 海外カンファレンス行ってみたいという人にはいい場所だと思う。PyCon に限らず、技術カンファレンスあったらまず行ってみるのはオススメ。
来年はどうなるんだろうな。 ただ、香港はまた行きたいな。
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トーク直前は緊張で「逃げたい」とぶつぶつずっと言ってたけど喉元過ぎればなんとやらというやつだと思う ↩