PyCon HK に参加するべく、今月頭に香港に行ってきたのでそのまとめ。 2日間の開催だったけど、諸々の都合で1日目だけ参加してきた。
行った動機
@terapyon さんに「PyCon HK どう?」とお声がけもらったのがきっかけ。 今年本当は行くつもりでいた PyCon APAC に行けなくなったこともあり、「海外カンファレンス行ってみたいなー」という願望を叶えるのにちょうどよいかなと思った。
PyCon HK 2017
会場
会場は City University of Hong Kong 最寄り駅の九龍塘站 (Kowloon Tong) 駅と繋がっているショッピングモールから外に出ること無く直接行くことができる。
写真を撮ってなかったけど、 大学内は全体的に吹き抜けのものすごく広い通路があって、その両脇にいくつもの講義スペースがあるような感じだった。 ソファーとかもいっぱいあって、疲れたときにスッと休めるのはよかった。
特に案内とかなかったけど 2F に開場を発見して受付を済ませた。
看板はこんな感じ。
「Big Data」「Data Science」「Analytics」の文言からもわかるとおり、イベント全体がデータサイエンスを意識したものになっていた。 キーノートのときも「データ系の人手を上げてみて」と言われたときに、感覚的にだけど開場の8割9割が手を上げていて実質 PyData っぽい層が集まっているんだろうなと思った。
トーク
トークは以下のものを聞いた。
- Applying serverless architecture pattern to distributed data processing - fnproject/fn: The container native, cloud agnostic serverless platform. に関する話
- Python Blockchain Application in < 24 hrs
- How to reinvent the wheel and build the most popular JSON-RPC library
- HA capability with Document Store using MySQL Shell - running Python
- LT
PyCon HK 全体的な感想
会場のあらゆる自販機で水が売り切れていてなかなかしんどかった。 仕方なく日本でいう豆乳飲料的なやつを買って飲んでたのだけどすごく甘かった。↓を3本くらい飲んだ。 このシリーズ、現地ではポピュラーなのかわからないけどこれ用の自販機が多かった。
お昼は大学の学食みたいな場所で食べた。学食と言うよりはフードコートのような感じだった。 食べたのはアヒルのお肉のヌードル。麺は中華麺だと思ってたら春雨っぽいのだった。 肉はやや臭みがあって好みが分かれそう。この臭みを抑えるためなのか薬草っぽいのも入っている感じだった.
他もろもろ
- トークセッションの言語は基本的に英語なので、「まったくわからん、詰んだ...」というようなことはなかった。(一部だけ中国語のセッションもあったみたいだけど)
- 小さな講義室でのトークセッションがなんだか大学の講義をうけてるような感じで聞けたのは個人的にいいなーと思った。
- 正直なところ、イベントとしてはまだ全体的に手探りでやってる部分も多いんだろうなという気はした。
- Wifi が有るんだか無いんだかよくわかんなかった
- スライドやデモの字がものすごく小さくて見えないこともちょいちょいあった。
- タイムキープがあまりちゃんとできてないときもあった。
- LTが @terapyon さんと最後に飛び込んでこられた方の2名だけだった。
- あまりこの辺の文化が出来上がってないのかなーという気がちょっとした。
- 時間が無くてネタを仕込めなかったのが本当に悔しい...
- 帰り際にスピーカーパーティのゲストにと誘ってもらえたのだけど、家族も一緒に香港に来ていた関係で行けなかったのが残念。
- 1日のプログラムが 16:30 には終わったのは今回家族で来ていた関係もあり、結構都合が良かった。ボリューム的にもちょうどよかったのかもしれない。
その他、初めて香港行ってみての感想とか
妙に建物が細長いなーと思った。↓は泊まったホテルから撮ったやつ。
夜景がすごくよかった。ホテルからも見えたけど、フェリーに載ってみるこれまためっちゃキレイ。スマフォ撮影で結構船が揺れていたので写真はこれが限界。
他もろもろ
- 思ったよりも英語ばっかりじゃなかった。広告とか見てると中国語の方が多かったかも。
- 交通網がめちゃめちゃ整っていて移動がすごく便利だった。主要なところは駅から直結しているケースが多くてホテルに行くにも PyCon HK 会場に行くにもほとんど外を歩かなかった。
- octopus (個人客戶 - 香港八達通) という日本で言う Suica, PASMO, ICOCA 的なものがものすごく普及していて、これにチャージさえしていればだいたい買い物ができた。現地ではクレジットカードや現金よりもこちらが主流な印象を受けた。
- キャッシュフローの確認をお座なりにしてしまい、クレジットカードが止まっていることに香港に入ってから気づいて詰みかけた。
- 旅費を含む請求がかかったタイミングで普段引き落とされる前提の額しか口座に用意しておらず、引き落としに失敗していたことが原因 😇
- 国内外限らず、旅行の際には自分のキャッシュフローをちゃんと確認しましょう(自戒)
- 細かい買い物は octopus にチャージして乗り切った
- 大きめなものは妻に色々出してもらった...
さいごに
スケジュールにあまり余裕が無く、ものすごく大変だったしやりきれなかったところもあったけど香港よかった。 来年は LT くらいの準備をしつつ PyCon に行く事を口実にまた行きたいなー。