World Plone Day 2017 Tokyo というイベントで Pelican の紹介をする LT をしてきました。
その際のスライドはこちら
私は仕事で Pelocan を使うという機会はまったくもってないのだけれど過去に何度か書いているとおり、 このブログの生成には Pelican を使ってます。pyhack でも Pelican を使ってるみたいな話はしていたので、 そのへんの流れで今回の機会をいただきお話してきました。
Pelican はなんだかんだで結構長いこと使えていて、 そこまでネガティブな印象を自分自身では持っておらずで スライドも全体的にいいとこ中心に色々ピックアップした面が大きいかなという感じです。
とはいえ、5分のLTなのに結構な量のスライドになってしまい 更に「Static Site Generator ってなんだよ」な説明に時間を使いすぎて 後半の説明があまり突っ込んでできなかったなというのが反省点。 (機会いただいたのに本当にすみません...)
ここのところ篭ってばかりであまりしっかり発表する機会も聞く機会も少なかったので 機会をちゃんとつくってアウトプットしてかないとなと思ったのでした。
スライドの補足
「イケてないところの話が聞きたかった」という声をちらほら頂いたのでスライドに補足する感じで書いてみます。
パッと思いついてたのが Static Site Generator 全般のものばかりで正直「Pelican 特有のこれがな...」というのがなかなか思いつかなかったのですが、 「テーマごとに独特の設定を設定ファイルに追加する必要がある」 は Pelican 特有かなと思いました。
もちろん、すべてのテーマに独自の設定項目があるということではないのです。 ただ python で設定ファイルを記載するという特徴と、テーマを形成する jinja2 テンプレートの組み合わせで 結構自由にカスタムできてしまうのですよね。
私が作った HSS というテーマを使う場合を例にしてみます。 2017-04-27 時点のバージョンではソーシャルボタンの出力コントロールは以下のような内容を pelicanconf.py に追記する必要があります。
SHOW_SOCIAL_SHARE_BUTTON = True
SOCIAL_SHARE_BUTTONS = (
'twitter', 'facebook', 'hatebu', 'pocket', 'googleplus'
)
この変数や tuple は本来の pelican の設定項目では無いのでこのテーマ独自のモノになってます。
そのため他のテーマで仮に同じようなソーシャルボタン機能があったとしても、この設定がそのまま反映される保証はないです。
自由にできるので好き勝手にカスタムできるのは良いのですが、 他のテーマに切り替える際にはこのあたりの状況は億劫かもしれません。
World Plone Day 2017 Tokyo の感想
Plone 関係のイベントは2年前のPlone Symposium Tokyo 2015 以来でした。
正直なところ私は Plone を直接触る機会がまったくないのですが イベントに来てみると Python と Web の話が集まるので面白いです。 今回もそういった期待通りで楽しかったです。
特に
は縮小版とはいえ Zope/Plone の歴史が非常にわかりやすくまとまっていて楽しく勉強させていただきました。
LT も Python の話題は最近だとどうしてもデータサイエンス系のもの多くなりがちですが、 今回は Web が前提になっているのでなかなか聞けない Python 製の様々な Web サイト構築のツールの話が聞けたのは良かったです。
全体の詳細は @shimizukawa さんのブログ にまとまっているので気になる方はそちらを見ていただくのがよいです。
その他
最後にビアバッシュの様子を貼っておきます。
ピザとビール #plonejp pic.twitter.com/KQJPMLUYjo
— Kei IWASAKI (@laugh_k) April 26, 2017