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YAPC::Asiaに初参加してきた #yapcasia

先週末、初めてYAPC::Asiaに参加してきたので簡単にレポート。
0日目は一人で、1日目以降は @tkr0429 さんと二人で参加した。

0日目

前夜祭ということでLT祭り。 初めてでビールとかもらえるのを知らずに普通にコンビニで飲み物を買ってから会場に行ってしまったのはやや失敗だった。

LTからすでにPerl関係なくフリーダムな感じで、非常に面白かった。
特に wri.pe なんて普通に自分が使いたいサービスとしていいなって思ったし、「プライベートで3年間チーム開発した話」は本当に好きでやっている感があってすごく良かった。 ただ最後のクイズを支える技術に全部持って行かれた感は否めない。デモが面白すぎた。

1日目

セッションをまわりつつ、無限コーヒーをいただいたり。
YAPC::Asia ってこんな感じなんだなーということを感じながらすごしていた。

セッションは私も@tkr0429さんもインフラエンジニアなのでそれに関するものを選んだ傾向が強い。
特に@studio3104さん の「インフラエンジニア(狭義)は死んだ」はちょうど自分自身がほぼ同様ののことを色々と考えていたこともあり、非常に響いた内容だった。

その時のTLの反応とか見ていると、「コードかけない奴が死んでいくのは何もインフラエンジニアに限ったことじゃなくインターネットで仕事しているエンジニア全般に言えることでは?」みたいなものが流れていた気がするし、実際そうだと思う。 ただ、自分がいた環境からは少なくとも「いやいや、仕事インフラの方だからコードとか関係ないし」みたいな どこか他人事のような意識を持ってしまっている人は結構多いんじゃないかなと感じていて、 そういった人たちにはぜひ聞いてほしいなと思えるような内容で、個人的にすごくよかった。 また「カンファレンスとか来ても自分が何をやっているのかということを話せないとなかなか仲良くなりづらい。ブログ書きましょう。アウトプットしよう」というのはホントだなと感じた。アウトプットがんばろう。

お昼のセッションでもらえたお弁当は美味しかったり、 イベントホールで休んでいるとライブコーディングが始まってワイワイしたりと本当にお祭りという感じだった。

残念ながら懇親会から溢れてしまっていたことと、 次の日は朝からセッションに行きたいと思っていたのでこの日は早めに退散。(この時はHubが開放されてるの知らなかったのが最大の失敗)

2日目

2日目も基本的には1日目と同様の流れですごしてみて、 キーノートからHubに流れた感じ。

2日目もお弁当ゲット。実際うまかったけど、思った以上に卵たっぷりボリュームたっぷりで若干胃がやられた感はある。


この日聞いたセッションでは@koemuさんの「突然ITインフラを任された人のための…監視設計入門」 がMSPでインフラをやっていた人間としては非常に共感もでき、まだまだ意識が足りないところもあったなという気付きもあった(監視サーバの場所、処理フローからの逆算など)。これはインフラをやっている人はもちろん、Web系の技術者の方なら一度は絶対に聞いてほしいなと感じた。あと、デモで利用していたshioriは個人的にちょっと使ってみたいなと思った。

また、@mackee_wさんの「趣味開発のためのVPS/クラウド活用術」は20分の時間で全体の話までは聞けなかったけどVULTRというサービスは知らなかったのでちょっと試してみようと思った。

あとこの日は特に事前受付などはしていなかったけど、Bot作ってみるとか面白そうだなと思ってPerl入学式に飛び入りで参加させてもらえた。最近あまりPerlは触れていなかったけど、@__papix__さん中心とした講師陣の説明がとにかく丁寧でお題にもいい感じで取り組むことができた。雰囲気も非常によくてPerlというか、とりあえずプログラミング始めたい!って人はPerl入学式行ってみればいいと思った。

クライマックスのLT祭りも面白く、特にTDD(Twitter Driven Datsu-Syoshinsya) / Twitter駆動脱初心者 #yapcasiaがよかった。

最後の@typestarさんのキーノートに関しては、 エンジニアとしての生き方みたいな話でいろんな人との関わりだったり、技術者としての強みをもつことだったり。 本当に今後の生き方を考えさせられた。 特に、「受託を行うことで自分が知らない技術に出会える」ということに関しては、 確実に技術者としての強み、仕事で関わる人通しのつながり・信頼がないと到達できないだろうなと思った。

最後は「これで2日間終わりかー」という感じでお祭りの終わりみたいな雰囲気があった。


メインのセッションが終了したところで会場の下の階にあったHubが開放されているので立ち寄ったが、 こちらはまだまだお祭りのまっただ中という感じ。

たまたまテーブルで一緒に座った@do_akiさんとYAPCに関して色々お話できたり、 「インフラエンジニア(狭義)は死んだ」の@studio3104さんと直接お話しできたり 会場のネットワークのCONBUの方のYAPC会場のネットワーク品質に対する情熱トークが聞けたり...

本当に濃い3日間だった。

全体的な感想

YAPC::Asiaは去年あたりからすでにPerlメインで使ってない人でも楽しめる!みたいな感じな話は目にしていて、 今年は事前に募集されていたトークの内容からして「IT技術者なら誰でも楽しめそうなものがゴロゴロしてそう」という感じで初参加してみた。

実際参加してみると、ホントにガチガチなカンファレンスという感じではなく、 会場の至るところに参加者の方がフラフラしていていい意味でゆるい感じでいいな思った。

ただ、参加人数が人数なだけに 基本的にセッション聞くのは床に座るのがほぼ当たり前になって、そうなってしまうとなかなかスライドが見えなかったりで 会場のキャパとしては結構キツイものがあるのかなという感じはした。(とはいえ、これだけの人数のカンファレンスなので、仕方ない部分もあるとは思う)

なので、YAPC::Asiaの醍醐味としてはセッショントークやイベントスペースで発生する催しもあるけどやっぱり、 セッションやっている人だったりHUBなりに居る人と直接いろんな話ができることなのかなと勝手に思った。

1つだけ間違いないと思うのは、YAPC::Asia はITに関するエンジニアの方なら誰でも楽しめる 「エンジニアのお祭り」なんだなということ。来年もまた参加したい!